新楽路の旗艦店リニューアルに続き、
nice rice(ナイスライス)はこのたび武漢へと足を運びました。
ここでも物語の核に据えたのは「家」。
やさしく、肩の力が抜けた佇まいで人との距離を縮め、
都市の中に、帰属意識を育む小さな住まいを築いています。
店舗は商業施設の路面に面した角地に位置し、
二面開放という立地特性を活かして、
白レンガで構成された 「ナイスライスの小屋」 をデザイン。
小屋の側面には二つの小窓を設け、
張り出した庇が外観に表情を与えると同時に、
自然光を室内へと導きます。
これにより、もともと細長かった空間の圧迫感を、
さりげなく解消しています。
内部に足を踏み入れると、
空間は「家」のレイアウトロジックに沿って展開します。
玄関の両脇には「クローゼット」と「テラス」を思わせる
暮らしのシーンを設え、
帰宅時の馴染み深い感覚を呼び起こします。
奥へと伸びる通路は、
家の血脈のように機能ゾーンをつなぎ、
空間全体を緩やかに巡らせます。
区切られたそれぞれの空間には、
日常の中にある身近なアイテムが什器として配置され、
ブランドの多彩なプロダクトが、
自然と暮らしの風景へ溶け込みます。
nice rice は、自由に組み合わされたブロック構成によって、
人のリアルな生活動線に応え、
「家」の空気感が空間全体に流れるよう設計しています。
nice rice が目指すのは、
どの街を訪れても、
扉を開けた瞬間に「帰ってきた」と感じられること。
空間を媒介に「家」という情緒を紡ぎ、
すべての来訪が、あたたかな帰還となるように。
所在地
中国・武漢市 江岸区 建設大道と台北路の交差点
武漢万象城 P115