nice rice(ナイスライス)の新たな「家」は、
深圳湾万象城に誕生しました。
純白とエイジング加工を施した木の色調を基調とし、
生活の中にある物を並べるようなディスプレイ手法を踏襲しながら、
この場所ならではの条件に応じて、
より開かれた「家」のかたちを描いています。
店舗はメインエントランスに面し、
横に大きく広がる開放的なファサードを備えています。
nice rice はその特性を活かし、
フロント全体を、
「家の前室」ともいえるオープンな空間へと転換しました。
中央に配された円形のダイニングテーブルは、
新楽路の初店舗と呼応する存在であり、
同時に空間の精神的な核でもあります。
服を一皿の料理のように丁寧に差し出し、
「ナイスピープル」たちをテーブルへと招き、
腰を下ろし、眺め、留まってもらう。
そのひとときの中で、
食卓を囲むような「家」の団らんを取り戻してほしいと願っています。
今回の店舗では、
空間を細かく区切ることをあえて避け、
より広がりのある構成を採用。
扉を開けた瞬間に全体を見渡せることで、
帰宅時のような安心感を自然に感じられる設えとしました。
エイジングされた木の仕上げがもたらす斑な質感は、
記憶の中にある家具のように親しみ深く、
白い背景の中で、
静かに温もりを宿します。
生活感のあるディスプレイが空間に点在し、
全体にやさしい距離感と親密さを添えています。
ここでの「家」は、
回り道を必要としない、ひとつのまとまり。
探し求めることなく、
まっすぐに人を迎え入れる、誠実な構えです。
nice rice が伝えたいのは、
都市がどれほど変わっても、
家の核心は変わらないということ。
それは、あの円卓、
あの木の色、
そして、心がほどけるような安心感。
ナイスライスは、もう用意できています。
静かに、帰りを待ちながら。